世田谷区 奥沢 自由が丘 総入れ歯 入れ歯 歯科 歯医者 宮下歯科医院

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真の総入れ歯の治療目的

③治療

新しい総入れ歯の製作ステップ
①前準備
全身の骨格の歪みを取る

まず、治療前に全身の骨格の歪みを取ります。(下の顎と舌の位置が補正されます。)
これにより、入れ歯の縁の長さ、厚さ、噛み合わせが違ってきます。後で全身に大きな影響を与えます。

②印象採得
顎(あご)の形取り

顎の形をできるだけ精密に形取りする為1度形取りし、それを元に、個人トレーと言ってその方の顎に合わせた形取りの道具を作り、さらに、入れ歯の吸着を増す為に、縁に柔らかい材料(コンパウンド)で縁取りします。

吸着を増す為、コンパウンドによる縁取り(個人トレー)

吸着を増す為、コンパウンドによる縁取り(個人トレー)

流動性のある軟らかい「顎から個人トレーをはずす時も、変形が少ない」ペーストを使い、今回は精密に形取りをしました。

変形が少ないペーストで精密に形取り

変形が少ないペーストで
精密に形取り

③模型製作・床外形設定
入れ歯の大きさを決める

形取りした中に石膏を流し、入れ歯作りの為の模型を作ります。
そして、筋肉反射テストを用い最終的な入れ歯の縁の大きさを決めます。(写真の中の黒マジック線)

模型製作
模型製作

なお、下の顎の入れ歯は吸着させるのが難しい為、後でもう一度仕上げ前に精密に形取りする事があります。

④咬合採得
入れ歯の噛み合わせを決定する

筋肉反射テストで決めた外形に合わせ、咬合床という噛み合わせを決定する為の道具を作ります。
今回は、胸椎の圧迫骨折と顎関節症がある為、通常のやり方では難しいと思い、写真に写っている咬合採得用金属リム(徳島大学:松本教授考案)の装置を使用しました。

下の顎の咬合採得用金属リム

下の顎の咬合採得用金属リム

上の顎の咬合床

上の顎の咬合床

顎関節に異常が無ければ、ゴシックアーチ(噛み合わせの正確な記録を取る為にトレーサーを使用し、顎の動きを矢印の図に描くもの。)により正確に噛み合わせを再現できますが、口を大きく開けたり、閉じたりする時、顎が左右に揺れる場合、正しい位置で噛み合わせが決定されない事がある為、今回はこの方法は使いませんでした。

ゴシックアーチ
下の顎の咬合採得用金属リム

噛み合わせを決定する方法はいくつかありますが、患者さんの状況に応じて取捨選択しております。

また、全身を考慮した噛み合わせを決定するには、骨格の歪みを取り、筋肉反射テストを行い決定いたします。

⑤試適
実際に人工の歯を並べて、完成前にチェックする

通常、試適時には特に審美的(見た目)、機能的(噛み合わせ)な面をチェックしますが、それに加えて全身を考慮したチェックとなると、まず骨格の歪みを取り、筋肉反射テストを使い、全身の骨格に調和した噛み合わせの位置、噛み合わせの高さ、前歯・奥歯の内側・外側のでっぱり具合等をチェックし、骨格が歪まないか?全身への悪影響が出ないか?再確認いたします

⑥重合・仕上げ・完成
DSシステムによる製作

右の写真のように、ワックスの上に人工の歯を並べた蝋義歯を、プラスチックの入れ歯に置き換える作業を「重合」と言いますが、今回は金属アレルギーがある為、金属を使わず、より精密で、加圧重合の結果、同じレジンではあるが、非常に強度に優れた入れ歯に仕上げる事ができる、「DSシステム(=超精密重合システム)」を採用し、完全重合されて、モノマーの溶出がなく、過敏症・アレルギー症の非常に出にくいポリカーボネート樹脂を使った総入れ歯を製作しました。

人工の歯を並べた蝋義歯

人工の歯を並べた蝋義歯

DSシステム(=超精密重合システム)とは?

総入れ歯を作る材料であるプラスチック(=レジン)を総入れ歯の陰型に入れ、硬まらせる(=重合)する時に、粘膜側から重合を開始し、ずっと強い圧力をかけ続けて行う為、顎に精密にピタっと合い、しかも、かなり薄くでき、装着感は格段に良くなります。
非常に精密で、強度に優れた総入れ歯を作る事ができる重合システムです。

DS重合システム

DS重合システム

DS重合システム

DS重合システム

DS重合システムにより完成した総入れ歯

DS重合システムにより
完成した総入れ歯

DS重合システムにより完成した総入れ歯

DS重合システムにより
完成した総入れ歯

(※写真の中の総入れ歯に付いている丸い粒は水滴です。)

この方は仕事の関係上、頻繁に治療に来る事が難しいという事で、今まで使っていた古い総入れ歯を筋肉反射テストで調整する事により、骨格と顎(顎頭)の歪みが思ったよりかなり改善してきた為、いきなりですが新しい総入れ歯の製作に取り掛かりました。

しかし、古い総入れ歯の調整だけで骨格と顎(顎頭)の歪みが取れない場合は、右図のような「桜井式無痛デンチャー」のフラットテーブルを使った治療用義歯を使う場合があります。

治療用義歯
⑦口腔内装着
完成した入れ歯をお口の中に装着する
全身の調整

装着の前に、まずは骨格の歪みを取ります。
歪んだまま総入れ歯を入れますと、噛み合わせの位置や入れ歯の縁の長さ、厚さまで狂ってしまうからです。(ただし、この方は圧迫骨折している為、完全に歪みを取る事は難しいです。)

総入れ歯の調整

次に、総入れ歯をお口の中に装着し、筋肉反射テストで入れ歯の縁の長さ・厚さ・人工歯の形・でっぱり具合を更に細かく調整し、最後に噛み合わせの調整を行います。

全身と顎の形に調和して総入れ歯を製作すると、下の写真のように、縁のラインが複雑化したり(①)入れ歯の大きさが斜線のように大きくなります(②)

古い総入れ歯

古い総入れ歯

全身と調和した新しい総入れ歯

全身と調和した新しい総入れ歯

古い総入れ歯

古い総入れ歯

全身と調和した新しい総入れ歯

全身と調和した新しい総入れ歯


今回の場合、最初に総入れ歯をお口の中に入れた時、今まで入れていた総入れ歯より2mm噛み合わせを高く作っている為、圧迫骨折している背骨(胸椎)が、「瞬間延びた感じがした」と言われました。実際には、圧迫骨折は治らないのですが、入れ歯を入れた事により、首の骨(頚椎)、背骨(胸椎)を引き延ばす働きがあるように思われます。

そして、細かい調整を何回か行っていくうちに、左右どちらでも痛くなく物を噛む事ができるようになり、膝の痛みや、背中のこり・肩こりも少しずつ和らぎ、最終的にはほとんどの症状が消えてしまいました。特に、「膝は完全に痛みが消えた」ととても喜んでおられました。

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