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入れ歯安定剤を入れなければ、食べられない
この方は67歳男性で会社役員をされていて、外国の人と話す機会が多い為、「しゃべりやすい総入れ歯を入れて欲しい」また、「入れ歯安定剤が無くても、はずれないで食べられる入れ歯を作って欲しい」ということで、ホームページを見て来院されました。
以前、勤務先の近くの歯科医院にて作ってもらったという入れ歯で、適合が悪くなってから10年間ずっと入れ歯安定剤を使っていた為、あごの土手の前歯部分(前歯部顎堤相当部)が「フラビーガム」という状態になっていました。
※フラビーガム :あごの土手の骨が吸収されて無くなり、コンニャクの様に歯肉がブヨブヨになること

右下の奥歯に、歯の根が残っていたりしたため(患者さまの感想文の中では抜けています。)、歯を抜いてすぐ入れることのできる「即時義歯」(仮の総入れ歯)を事前に製作しておき、残っている歯の根を抜いてすぐその即時義歯を入れました。

▲古い入れ歯を参考に製作した、歯を抜いてすぐ入れる仮入れ歯(即時義歯)

そして、傷が良くなるまで筋肉反射テストを使い、全身の骨格をゆがませない即時義歯の調整・改造を行いました。
また、骨格矯正、発音、特にサシスセソ音の調整など、きめ細やかに調整・改造を行い、良好な状態になった所で、最終の総入れ歯を即時義歯(仮入れ歯)を参考に作りました。

▲黒ラインの部分を調整・改造し、噛み合わせも少し高くした改造入れ歯


▲改造した義歯を参考に製作したしゃべりやすく、タコやステーキが食べられる入れ歯
今回は、上の総入れ歯はブヨブヨの歯肉のフラビーガムの為、動きやすく、下のあごの土手もあまり無く、恵まれた条件ではありませんでした。
しかし、結果的にはしゃべりやすく、「たくあん」や、寿司の「イカ」「タコ」、さらには「ビーフステーキ」まで食べられる様になり、思ったより良い結果がでました。
なお、『あごの土手の状態』『筋力の衰え』『骨格のゆがみ』『精神的な関係』などにより、結果には個人差がでます。
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