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総入れ歯製作後の「注意事項」「メンテナンス」についてお話します
この方は、「40年前に頭蓋骨骨折」、そしてその後、「胸椎の圧迫骨折」と強い外傷を受けています。
その為、「足を組んだり、猫背になったり、頬杖(ほおづえ)をついたり、長い時間同じ姿勢でいたり、横座りをしたり」などの悪い姿勢を続ける事や、肉体的・精神的ストレスが加わったりする事により、骨格がゆがみやすく、症状が出る可能性があります。
ですから、日常生活の注意事項を細かく具体的に説明し、またそれに関する用紙をお渡しし、特に外傷には気をつけて頂くようお話しをいたしました。
また、入れ歯に対する一般的な注意事項もお話しいたしました。

十分にご理解頂いた上で、定期検診(総入れ歯と全身のチェック)の約束をして終了いたしました。
当院の総入れ歯によって改善した内容
【改善事項1】
左右両膝の痛みがある。
↓
左右両膝の痛みがなくなる。

【改善事項2】
背中のこり、肩こりがある。
↓
背中のこり、肩こりがほとんどなくなってきた。
(圧迫骨折がある為、完全にこりが無くなる事はないと思われます。)
【改善事項3】
痛くて左側で食べられない。
↓
痛みなく左側で食べられる。
【改善事項4】
軟らかい物しか食べられない。
↓
硬いせんべい・ステーキ・たくあん等が食べられる。
【改善事項5】
すぐ総入れ歯がはずれてしまう。
↓
大きな口を開けても、総入れ歯がはずれないで吸着している。

【改善事項6】
強い「食いしばり」があり、1日何回も入れ歯をはずしたくなる。
↓
「食いしばり」が少なくなり、1日つけていてもあまり気にならない。
【改善事項7】
総入れ歯が小さい。吸着せず、口が大きく開かない。
(顎関節症がある為。)
↓
総入れ歯を全身とあごに合った大きさにした為、よく吸着して、口が大きく開くようになった。

【改善事項8】
上の唇に縦皺(しわ)が入り、いかにも年寄り顔。(老人性顔貌。)
↓
上の唇の縦皺(しわ)がなくなり、張りが出てきて口元が若返る。


【改善事項9】
入れ歯を入れない状態。または、古い入れ歯を入れた状態では、首、顔が正中線に対して少し左に傾いています。
↓
新しい入れ歯を入れた状態では、首、顔がほぼまっすぐになり正中に近くなっています。

この患者さまの例でもわかりますように、最も大切な事は、全身をゆがませないように総入れ歯を製作し、特に、頚椎(首の骨)を中心に全身を支える事にあります。
逆の言い方をしますと、全身に合っていない総入れ歯を入れれば、咀嚼機能が回復しても、審美的に良好でも、身体が壊れてしまいます。

つまり、全身の骨格をゆがませないように総入れ歯を製作し、全身を支えるという大切な機能の回復を達成した上で、咀嚼機能の回復と審美的回復を図るべきだと思います。
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